低予算旅行3 「〜Revenger of Kazun 次まで届け、野望と希望」京都慈恩編

京都の夜…背景は東寺・五重塔
そこにひっそりと存在するお好み焼き屋…その名を慈恩弘国という。
雑誌やネットで見たという、超ネタスポット!夢にまで見たここに、ついに乗り込む時が来た!


店を目の前にして意気込む中、二人の親友に連絡を取ります。
H氏「健闘を祈る」
N氏「『ガルマは死んだ!何故だ!?』と叫んでください」
返ってきたメールを見て、今はもう色々頑張るしかねーな!
覚悟を決めて入店(入国とも言う)だ!

〜 低予算旅行3 〜

「〜Revenger of Kazun 次まで届け、野望と希望」

− 京都慈恩編・めぐりあい京都 −

<入国/慈恩弘国 BGM・哀 戦士(機動戦士ガンダム・劇場版より)>
「いらっしゃいませ〜」
「ガルマは死んだ!何故だ!?」
「ふふっ…坊やだからさ(笑顔)」
ほっ…本物だぁ〜!!
「ご予約いただいたKazunさんですね。お待ちしておりました」
そういったのはこの店の店長、ランバラル大尉であった。
席にはご予約と書かれた札を持つシャア専用ズゴックが置いてある!
突っ込みはともかく、どうやらここが俺の席であるらしい。

意を決して着席した俺は、とりあえず世間話を始めた。
「今回は友人たちの先陣を切って偵察で来ました」と言うと…「そうですか!まだ残存勢力がいるのですな!」
やっぱり本物だ…この店長!
そしてメニューが渡されたのだが、このメニューがまた凄い!

ネットとかでも見たけど、やはり実物を見るのは斬新で気分が違うぜ!
面白い名前と見た目のメニューに何を頼むか本当に迷ってしまう。
しかしいつの間にメガビグザム焼きなんて追加されたんだろう…(6人前とか食えるのか?)
ここでビグザム焼きを注文することも考えましたが、今日の目的は偵察であり"閻魔ラーメン"や"マウンテン"の時の様に戦闘ではない。
ここはひとまず"シャア専用ゲルググ焼き"と"シャア専用ズゴックおかゆ"を注文。
別にシャアが好きだからとか、そんな感じでこだわったというわけではないのですが、何だか専用にするとどんな感じになるのかが気になったので。
なおゲルググ焼きは辛いということで期待!


<店内/慈恩弘国 BGM・翔べ! ガンダム(機動戦士ガンダム・TVアニメ版より)>
ここで料理が出来上がるまでの待ち時間、大尉と会話したり店内の様子を探索してみました。
店内には色々なガンダムグッズが所狭しと置いてあります。
モニターにはガンダムの映像が常に映し出されているし、ザクのヒートホークのようなギター(?)もあるし…。
あと店いらっしゃった人は大尉以外の方はマチルダ・フラウなどのコードネームが付けられており、姿も連邦軍の制服(ここでは捕虜という設定らしいです)
さらに彼らの会話はとにかく濃い!
「先日アルテイシア様がいらっしゃいまして〜」
「オーダーはゲルググ一機、ザク一機」
フラウ・ボウ、メガ粒子砲の準備はいいか?」
しばらくすると四人の予約団体が登場した!
彼らは座敷の席に座り、「すいません〜」と彼らの注文を求む声がする…
「おおっ!ソロモンが救援を求めているぞ!フラウ・ボウ、頼む!」
「ソっ、ソロモン?」
すでに座敷はソロモンと化している!
彼らはソーラレイを注文していたので許可を得て写真を撮らせてもらった。

大尉いわく、中心の紅いのが光らせていけないものらしいw。
壁際には色々なものがあり、特に目に付いたのは日本地図と世界地図だった。
何かと思って訊ねるとこれはジオンの占領地だそうだ(要はお客さんがどこから来たのか記録しているらしい)
日本地図は青森・山形意外塗ってあり、世界地図はアメリカや中国、果てはイギリスまでも色が塗ってある!(でもオタクの国・フランスが無かったのは意外)
イギリスのお客さんについて聞いてみると…何でも「ワタシ、ブライト・ノアデース!」と言ってきた面白い白人さんのお客さんだとか。
一度でいいから見てみたと思ったのは私だけだろうか?
他に慈恩大社と書かれた神棚があり、そこには"慈恩おみくじ"なるものがあった。

(ちょっと切れていますが、上にはザクレロ・下にはギレン様の銅像がありますw)
「こーいうものは大好きだ!」早速やってみると大吉のギレン!

書いてあることがまたこだわってるなぁ…。
大尉いわく「大吉と凶が一番少なく、ギレンでは何でも上手くいく」そうだが、自分には妹がいるので最後には銃殺されないか心配だった…。


シャア専用慈恩弘国 BGM・シャアが来る(機動戦士ガンダム・TVアニメ版より)>
そうこうして、いよいよお楽しみの料理が運ばれてきた。


メニュー同様ネットで見たことあるんだけど…やはり実物は一味違う!
なおゲルググ焼きの角は唐辛子、食べるとポイントカードのポイントがアップするらしい?(この意味は後々分かるのでした)
この見事な外見をこのまま眺めていても良かったのですが、何分お腹が空いていました。
「うむ、美味い!辛さは楽勝の域だったけど、まぁいいか」
こうしてモビルスーツ二機撃墜!さらに食後にはエルメスセットを注文しました。
紅茶とアイスのセットで二回しか出せないという貴重なメニューだ。
アイスの種類も"連邦の白いアイス"・"シャア専用ストロベリーアイス"など、様々な種類が選べるのがまた凄い!
とりあえず連邦の白を選び、少し待つと料理が運ばれてきた。

う〜ん、エルメス…(ブランド的な意味で)。
アイスは細部まで細かく作ってって食べるのが勿体無いですね!


ジーク・ジオン!/慈恩弘国 BGM・永遠にアムロ(機動戦士ガンダム・TVアニメ版より)>
楽しい食事も済ませてお腹も満腹!
お客さんも段々と増えてきて、何時までも居座るのは店の迷惑だろう。
そう思ったKaun、名残惜しいもこの辺でお暇ましよう。
「ごちそうさまでした」と終わりの意思を示し、会計。
会計後に大尉はここのお店のポイントカードを発行してくださった!

(※写真は後日撮影しています)
ラ「今日から君はジオンの二等兵だ!これから慈恩の規約を説明をするので心して聞くように!」
ランバラル大尉の説明によると、ポイントカードが全て埋まったら500円割引。さらに階級が現在の二等兵から上等兵になれるそうです。
「階級に上がっていくと一体どうなるのだろうか?一番上の階級は元帥とか皇王とかなのだろうか?」
様々な疑問を抱きつつ説明を受けたカード、そしてお手製慈恩特製ステッカーも頂きました!
ラ「ステッカーは慈恩の占領地を増やすものです、ご自分の財布やパソコンなどに貼ってください」

(早速財布に貼るの図)
何とも面白くいい店だ…近場だったら通うのになぁ…。
それからは大尉と記念撮影。
私は店内にあったヒートホークを持ち、大尉はヘラを構えてポージング。
バックにはジオンの国旗もいれてもらい、妙な感じでカッコいい写真が撮影されたのであった…。
ここに載せられないのが残念だけど、思わず昨日のウルトラセブン並みの興奮を覚えてしまった…。
最後に大尉からの提案で「皆でジークジオンをしていきましょう」とのことだった。
最初は何のことだったか分からなかったのですが、この後のセリフにて「ああ、あれか!」と思いました!
壁に飾ってある"デキン・ゾド・ザビ"と"ジオン・ダイクン"を向く一同。
「"デキン・ゾド・ザビ"と"ジオン・ダイクン"に黙祷!」
(※ふがいないことに忘れてしまった(泣!)ので中略・ここで大尉の演説が入ります)
ジーク・ジオン!」
店内一同ジーク・ジオン!ジーク・ジオン!!ジーク・ジオン!!!」
腕を振り上げ、店の人間全員が大声を張り上げて叫でいた!
自分もこの旅始まって以来に最高にはじけた瞬間だった!
あえて言おう、バカであると!
しかしバカであるからこそ、この瞬間は最高なんだ!偉い人にはそれがわからんのですよ!


<帰還/慈恩弘国→カプセルホテル BGM・めぐりあい(機動戦士ガンダム・劇場版より)>
こうして俺の今回の偵察任務は終了した。
次回はビグザム焼きを一人で食べるなど予告した以上、戦闘になる可能性は高いだろう。
「次は本隊を連れて来てください」とフラウ・ボウさんに言われ、敬礼をするランバラル大尉にあわせてこちらも敬礼する。
俺は店を後にした。ここは本当に凄かった…何もかもが想像以上だった…。
この想い出は自分の心の中に永遠に刻まれ、次に近くまで旅したときには必ずここに寄ることであろう…。
さらば、慈恩弘国
さらば、素晴らしき兵士たち!
さらば、また会う日を夢見て…敬礼!