ラクトダーク 〜 暗闇密室

え〜考えてみてもすごいタイトルです…。
実は今日真っ暗な密室に軟禁されました…。
ことの始まりはこの一言。
主任「Kazun君、彼といっしょに分社に荷物を運んでくれ」
分社というのはうちの店が借りているビルで主に荷物置き場に使われています。
ただし重要書類や備品も多く補完されておりセキュリティが非常に厳しいところでもあります。
ここでは停止中のエレベーターは他の階から乗れません(例えば二階で停止していたら二階からは乗れるけど、一階など他の階からは乗れません)
他にも非常階段を利用すると警報が鳴り出したりします。
そんな厄介な場所に同僚の人と荷物を運びました。
倉庫部屋の鍵を開け、運んだ荷物を整理している途中同僚の携帯がコール。
彼は一旦店に戻ることになりました(このとき彼は鍵を持って行ってしまいました)
私一人で荷物を整理し終わり一階に行って同僚を待つことにしました。
倉庫部屋とエレベーター乗り場の部屋を繋ぐドアは外側のツマミを押して施錠するタイプでした。
倉庫部屋の電気を消し、何の疑問も持たず施錠。
部屋は暗くなって何も見えないので携帯をライト代わりに使います。
そしてエレベータのボタンを押しましたが反応しません!
「しまった!そうだった!」
すっかり忘れていましたがエレベーターは同僚が乗っていたので一階で停まっており乗ることができません。
エレベーターに乗り場の部屋のドアは外側からしか施錠を解除できません!(もしくは合鍵が無いと解除できません)
私は日も入らない真っ暗な部屋に閉じ込められてしまったのです!
まだ倉庫部屋からでは非常階段(ただし警報は鳴るけど)から逃げられるのですが…。
ドアは木製なので蹴破ることも可能です。
もし中ボスや主任が相方だったら迷わず蹴破っていたでしょう。
しかし同僚は今の職場で信頼できる数少ない人なので信じて待つことにします。
「まぁここで待っていればそのうち同僚も来るだろ…」そう思って待ち続けます。
五分…十分…まだ同僚は来てくれません…。
そこでライト代わりに使っていた携帯を見ていて思いました!
「そうだ!彼に電話すればいいじゃん!何で気付かなかったんだ!」
しかし電話しようとした矢先に突然電池が切れてしまいました!
当然ライトも消え、再び部屋は暗闇に包まれます…。
「なんてことだ…でもまぁ待っとくか…」
この発狂しそうな空間で私はボーっと同僚を待ち続けました。
30分ぐらい経過してようやく同僚が登場しました。
神はいた…。まさか毎日一緒に仕事している奴が神だなんて思わなかった…。
冗談はさておき、脱出できて本当によかったですよ〜!
まだ僕には帰れるところがあるんだ…こんな嬉しいことはない…。