低予算旅行EX-99 〜九州横断旅行・大分編

<オープニング>

外輪船プトレマイオス号。
その船室では旅行中の探偵(自称)カズンが、助手のスカレトを連れて乗り込んでいます。



さわやかな7月のある日…暑い熱風が吹き荒れ、陽射しがジリジリと照らし、世間は夏真っ盛り。
暑い日常だったが旅に出たせいか、全てが心地よかった。
こんな素晴らしい旅の始まりに、誰が殺人などという恐ろしい出来事を考えられただろうか?



カズンが船室に着いた時には、まさか自分がこのプトレマイオスで起きた、殺人を解決しなければいけなくなるとは思いもよりませんでした。
操作を妨害するためか、待ち受ける数々の罠や謎の仕掛け!

「あ〜穴があったら入りたい」

「ナイフが無い…ふっ」

「穴二回目」
果たしてカズンは罠を潜り抜け、この殺人事件を解決することが出来るのか?

「俺がガンダム…じゃなくて、名探偵の名にかけて!」


<※このオープニングは大分誇張してあります>



<低予算旅行シリーズ・EX編-99>

「〜熱風!疾風!九州横断旅行!・風のように炎のように」

「今日の俺は疲れを知らん!」
今回は寝過ごすことも無く起床、まだ薄暗い朝。
早起きした理由はもちろん発狂業務などのくだらない仕事のためではなく、旅行のためであった。
「さぁ行くぜ!目指す地ははるか遠くの九州だ!」
在来で徳山まで行った後は新幹線に乗り換えて小倉へ。
早くも南国の熱風(?)を感じながら特急を待つ。
そして特急に乗り換えてしばらく、ようやく宇佐に到着する!

この日の気温は33℃!いや〜やっぱり暑いぜ、南国はよ〜!
ここからはバスに乗って宇佐神宮まで移動するのだが、駅の中にいても外の熱気が伝わってくるくらいであった。
バスまであと20分…まだか、早く来い!


ようやくやってきたバスで移動し、向かうは全国八幡神社の総本山・宇佐神宮
到着したバス停から本殿まではかなり長く、途中に階段などある意味山登りなどもあって苦しい参拝に…。

いつものように参拝と御朱印・御守りを頂いて出発。
ところでここの神社って出雲大社と同じで二礼・四拍・一礼なのね…珍しいな。

なお参拝が済んだ帰りはちょうど真昼間の時刻になっており、立ち止まっているだけで汗が滴り落ちるくらいの暑さだった!
バスに頼らず歩いていくなんて愚行をせずに本当に良かったと思ったぜ!
宇佐神宮の帰りがけ、行きに暑くて見ている余裕の無かった宝物館を通りかかる。
この回りの池には沢山の蓮の花が咲いていました。

心洗われるようなこの光景…そうだな、誰かさんみたいに綺麗だぜ。
なーんて、こんなところでこんなことを書いてもね。


その後はバスで豊後高田に移動。
ここでは町興しのために作られた「昭和の町」という観光スポットが存在する。

わざと昭和っぽいつくりにされた町並み、置かれた古い車や自動販売機、昔の玩具や駄菓子の博物館など…全てがレトロ!(ただその中に福の神の絵や観音像など、昭和に関係ないような縁起物を集めた謎の博物館もあったのだが…)
町内の端から歩き回り、昔の映画のポスターが展示された会場・昔の白黒テレビを置いている電器屋・リヤカーで売られる野菜など、今では見られない物ばかりにKazunは目を輝かせて歩き回る!

すると「見ていかないかい?」と、どこかハイテンションな紙芝居屋の親父さんに声をかけられた。
今の時代では珍しいと言う比ではないであろう紙芝居屋…この機会を逃すともうほぼ絶対に見れないであろう。
そんなわけで古いものに弱い僕は誘われるままホイホイと紙芝居を見ていくことになったのだ!
平日午前で客は自分一人だけだったのだが、紙芝居屋の親父さんは熱心に語ってくれた。
今回のお話は黄金バット、かの水木しげるが作画の世界に一つしかないと言う紙芝居らしい。
ストーリーはナチスの残党が破壊光線の秘密を知る女性を誘拐し、黄金バットがそれを奪いに来ると言うもの。
一撃で敵の鉄巨人を破壊するなど、今となっては突っ込みどころ満載な話だったけど、語り手の親父さんの話し方も相まって面白かった!
当時の子供たちはこれをワクワクしながら見てたりしたんだろうね…何だか気持ちも分かる気がする。
貴重なものが見れて本当に良かった…そして満足したところでお腹の減ったKazunであった。
昼食は学校給食をモデルにした定食屋で「くじらの竜田揚げ給食」なるものを注文。

くじらって初めて食べるんだけど…う、うめぇ!
こうして昭和の古き町並みを見学し、kazunはまた次の目的地に移動する。
以前京都編の「妖怪ストリート」でも似たようなこと書いたのですが、こういった町興しには心打たれるものがあります。
こういったものは素晴らしい…大分に旅行される人は是非ともここに行ってみてください!
そしてこの町に住んでいる人は守っていってくれ!
昭和の古き良き町…皆が忘れかかったそれがここにあるのだから…。


着替えてからは再び列車に乗り込み別府まで移動する。

予定していた到着時間よりも早くに着いてしまったため、ホテルでチェックインできないという罠が発動!
仕方無しに別府駅で遊ぶこと約一時間…ようやくホテルのチェックインが完了した。
そして荷物を置いて、夜からは別府探索。
街を歩くと浴衣姿の女の子がいたり、とにかく色んなところで騒いでいたり、近くの海岸ではライブがやっていたり…。
裏通りはどこか古めかしい感じだし、表に出ると都会っぽい…このむやみやたらに発展していないレトロチックな感じがまたもう…!

あとこの日は祭があったらしい(だから浴衣の人が多かったのかな?)
よく分からないですがオークションや地元のサッカー選手(?)登場でかなり盛り上がっていた。
こうして見知らぬ街を堪能し、Kazunはホテルへと戻ってゆく。
「別府と言う街は実に賑やかかなところだ!」
そんなことを思うKazunでした。


最後に別府で見かけた面白いもの〜。

…いや、ここに来てる人は博麗霊夢とか言いたいんでしょう?
残念、ここはドリームハンター麗夢と言ってやるね!
最近サイトもリニューアルされたみたいだし、復活しないのかね?