ゲームコーナーで働いていた時のお話です。
ちょうどプレステ2がオンライン対応してネットゲームが次々と発売されていた、そんな時期だったと思います。
「あの？このゲームやりたいんですが…」とお客様に話しかけられました。
そのゲームとは当時発売されたばかりのみんなのゴルフ・オンライン！
そんなわけで接客に移りました。
Kazun「まずこちらのゲームをされるにはインターネットのADSL環境が必須になります。お客様のインターネット回線はADSL環境ですか？」
お客様「Yahoo！BBに申し込みました！」
Kazun「………。申し込まれたということはADSL環境なんですね？あとモデムも必要になりますが…」
お客様「Yahoo！BBに申し込みました！」
Kazun「………」
(以下同じようなやり取りが続きましたが話を進めようと努力しました)
Kazun「………。え〜と、接続するにはLANケーブルが…」
お客様「詳しい人呼んでください！」
どうやら私のお話を聞いてもらえなかったようです…。
あと初めから思っていましたがこのお客様騒ぎ過ぎです…。
仕方ないのでレジに行くと入社したばかりの新人社員さんだけがいました。
彼に事情を話し接客に行ってもらうことにしました。
「わ、分かったよ…分からないことがあったら帰ってくるから…」と彼は不安モード。
その後、彼は何度も私のところに帰ってきて色々と聞いてくるのでした。
その都度彼は「あのお客さん同じことばかり言ってるよ…」とか「話し聞いてくれないよ…何とかして…」と言ってくるのでした…。
彼を激励しつつ、質問に答えていったところようやく購入が決定。
やっと終わったのかと思っていると次は「どうやったらゲームできるの？」との質問が来たそうです。
私は実際やったことが無かったので解らないと答えたのですが彼は「だったらあの場所に案内しよう」と言ってお客様とどこかに言ってしまいました。
その後、大波乱が起こるとは誰が予想出来きたことでしょうか…。
彼は何を血迷ったのかインターネット契約コーナーにお客様を連れて行って帰ってきたのです…。
ちなみにここはインターネット関係の相談・契約コーナーでオンラインゲームとは全く関係ありません。
一人残されたお客様は大激怒！あのお客様です…大騒ぎしていたと聞いています…。
それからゲームコーナーのコーナー長も激怒して彼を叱り付けていました。
ですが私は"よくやってくれた！"と彼に敬意を表しました。
しかしこのお客様がネットワークゲームねぇ…。
コミュニケーション重視の世界で人の話を聞かれないようなタイプじゃ、治さない限りはとてもやっていけるとは思えませんけどね…。
