春一番…

PCソフトコーナーでボーっとしてたら突然電話が架かってきました!
取ろうと思いましたが私の体が何か異質なオーラを感じ取っています…。
何か一波乱起きそうな気がしていましたが…まさか本当に起きるとは!


内容は有名で高額な某グラフィックソフトのアップグレードのお問い合わせでした。
前のシリアルナンバーが必要とお応えしたんですがケースが壊れて捨てたとの回答。
「それではできないですよ!」とお答えし、製品版のお値段などをお伝えしました。
と、ここまではよくあるお話です。しかし次に聞かれたのは…
「それでどうやったらアップグレードできますか?」
先ほどと全く同じ質問です…。さっきお答えしたばかりのに…。
さらには前バージョンの入手経路が…
「学校で入れてもらったものだから分からないです」
「友達に入れてもらったものだから分からないです」
といった感じでお話を続けていくたびに変化していきました…。
ケースが壊れたんじゃなかったんですか?しかし最後のはヤバイいんじゃないのか?
それからこんな質問をされました。
「似たようなソフトありますか?」
「他の画像編集ソフトのことですかね?」
「いえ似たようなソフトです」
「え〜と、どういったもののことですか?」
「いえ似たようなソフトです」
「………(以下同じようなやり取りが続く)」
おっしゃることの意味がさっぱり解らないんですが…。
その時でした。突然、プチッ!ツーツーツー…と電話が切れたのです。
「あれ?切れちゃった?とにかくラッキー!」と思ったのですが…
プルルルルル…、電話が鳴ってます。とても嫌な予感です。
「もしもし?先ほどの者ですが…」
架けてくんなぁぁぁぁぁぁ〜!
その後ですがまたも同じことの繰り返しでお電話は延々と続くのでした…。
さらには「フォルダをどうすればいいんですか?」と聞かれました。
私そんなことは一言も言ってないですし、似たような言葉も一言も発していないのですが…。
一体この質問は何なんだったんでしょうか?謎だ!?
最後には前のバージョンが買いたいともう何度目になるのか分からない同じ質問…。
「(また同じことを…)最初にもお伝えしましたが前のバージョンはもう無いですよ!」
と回答すると「そうですか…」と言われ電話が切れました。
やった!終わった!一時間以上対応したの久しぶり!と喜んだのもつかの間…。


数十分後、再び私に電話が…。またあのお客様です…。
「シリアルナンバーと前の製品の在庫について教えてください」
はぁぁぁ…またか…(脱力)
「前の製品はもう手に入りませんしシリアルナンバーお持ちで無いんでしたらアップグレードできません!」
強調していったところ「そうですか」と言って電話が切れました。
疲れた…やっと本当に終わったよ…。
何と言うか…春一番でしたね…。今回のお問い合わせ…。
今のところこのお客様からのお電話は架かってきておりません。
できることなら私は永遠を望みたいです!