業務日誌 〜短編券売機・地獄の一日

業務日誌、今日は短編券売機の一日でした。
「まぁ明日は楽な一日になるだろう、そしてやりたいこともあるし…」
昨夜はそんなことを考えながら就寝した。
そしてこれから起こる惨劇を、Kazunはまだ知らない…。


朝いきなり職場から電話がかかってきて、また業務の変更かと思った。
しかし何処か様子が違う…そして出勤時間を過ぎていたことに気が付く。
「寝坊!?馬鹿な…!!そんなことが…!」
いささかこの事実が信じれぬまま急ぎで出勤。
ここでようやく遅刻したと理解できたが、大変なのはこの後だった…。
仲の良い係長がかばってくれたが、結局呼び出され課長から説教を食らう。
まぁ俺が悪いから説教も当たり前だが、三流係長とかどうでもいいアホまでも同席させるなよ…。
しかもそんなところで転職の話するな!
さらにいくら俺に非があったからとは言え、夢を潰すような言い方するのは最悪だと思うのですがね?
挙句の果てに三流のアホにまで聞かれてしまうとは…やれやれだぜ!
何というかね、こんな結果にまで悪化するとは最悪だ…。
転職計画スカーレットは元々他言無用な計画、やっぱり最後まで黙秘しておけば良かったな…。
この計画は失敗なのか…潰されるのか…?やはりあの夢は…?
くっ…こんなことで!こんなことでっ!こんな奴らなんかにっ!


何とか仕事が終わってからはちょっと用事があったので移動するKazun。
用事とはイベント…今日はリトルバスターズ!でおなじみのKeyのクドリャフカ公式痛車がスタッフを乗せてくると言う日だったのだ!
本来なら仕事の休憩時間に脱走を考えていたのだが、上の様な大ヘマをやってしまってはもう遅いと言うもの。
もしも見つかってしまってまた何か言われたり、仲の良い係長にも迷惑がいくと困るしね…大人しく終わるまで待ったのでした。
とりあえず近くのゲーム屋に急行したのだが、イベントは終了した後で片付けに忙しい店員の姿が見えた。
たまたま見たクドわふたーのポスターにはスタッフのサイン…中には「間に合ってよかった!」なんて書いてある。
少し前に終わったのかと判明し、思いが打ちひしがれて一気に脱力…。
挙句店員に「もう終わりましたよー」と声をかけられる始末だった…。
分かってる、分かってるよ…そんなのは!
ふぅ〜どこまでもついてないね、今日の俺。
惨めとも酷いとも終わってるとも…本当にやれやれだな。


こうして今日一日いいことなく、すっかり疲れて家に帰ったKazun。
しばらくは脱力していたのですが、今日は早く終わる仕事だったので時間はまだ休日に外出する時間帯よりも早かった。
「こんな日こそ、あこがれのあの店に行くべきではないか…」
ふとそんなことを思い、ふらふらと出発…。
到着したら閉店間際で、その僅かな時間歩き回る。
相変わらず何も変わっていこの感じと新たなる発見に安心感を覚えたKazunであった。
しかし、何でこんな日に俺はこの店に行っているのだろうか…。
何で俺はこんなに安心感を覚えている?何でこうも楽しんでいるんだ?
突然思い立った疑問に戸惑い考え、一つの答えが出たのだった。
「そうか…!俺はこの店を…あの作品を愛しているんだ!!」
旅行に行ったときにいつも訪ねていた、暇なときにはいつも暇潰し目的で行っていた…。
一度離れたはずだったのにまた再燃し、今では完全クリアの目標になっている。
俺はどんな時でも俺はこの店を忘れなかった…嫌になってもこの作品を続けていた…。
そして…いつの間にか目標となっていた。
「私は心奪われた!この気持ち…まさしく愛だ!!!」
…とまぁ冗談はともかく、やっぱり相当に好きなんだろう、同人ショップと東方が!
思えば今の職場は復讐のために入社したのだった…だが、目指しているところはそうでないと思っている自分が今はいる!
目指す場所では好きなもののために戦い、好きなもののために頑張れるんだ!
そうだ!今の転職活動と言う戦いは、金のためでも復讐のためでも悪夢を終わらせるための戦いでもないんだ…。
自由を勝ち取り、明日を掴む戦い…過去じゃない、未来の為の戦いなんだ!
「戦いと復讐だけの人生、俺もそうだ…」
「だが、今は!そうでない自分がいるんだ!!」
「そうだ!これが…俺達の革命だ!!未来を創る為に…俺達は…変わるんだぁぁーッ!!」


今日はこんなところでしょうか。
絶望の後にはパワーアップ、やっぱり俺ってサイヤ人だねw(あと00のセリフ使いまくりw)
でもまぁこれで志望動機の材料も増えたし、何よりまた一つ乗り越えて色々なことが分かった気もする。
負けはしない…あんな奴らには負けはしないぜ…!
スカーレットは無敵の計画!会社の赤字を部下のミスにしてしまう野郎共には絶対に負けはしない!
そして次の自由時間に活動を頑張れ、Kazun!
誕生日までと言う指定は間に合わないかもしれないが、まだまだヤル気は沸いてくる!
やってやるぜ!